人間不信の泥沼略奪愛

 私は、以前、気になる異性に恋人がいるのにも関わらず、積極的にアプローチをし、実際にその異性と付き合うに至ったことがあります。いわゆる略奪愛というような流れでした。しかし、他人にしたことはいずれ自分に返ってくる、とよく言いますがまさにその通りで、まったく幸せにはなれませんでした。

 私が好きになったのは、バイト先で知り合った3歳年上の男性で、当時はバイトリーダーとして、新人の私の面倒を見てくれていました。仕事の相談、というような名目で飲みに行くようになり、一夜を共にするまで、あまり時間はかかりませんでした。しかし、問題は、彼には婚約者がいたということです。彼は、有名大学の医学部に通うお嬢様と付き合っていて、彼女が大学を卒業と同時に結婚する予定でした。つまり、私は彼と会うということは、彼の浮気になっていたのです。

 ところが、そのことを知っても私はあまり罪悪感を覚えませんでした。彼は私のことを好きだと言ってくれていたし、婚約者の愚痴ばかり言うからです。それを聞いていると、婚約者に申し訳ないというよりも、彼にふさわしいのは私だと思うようになりました。そして、彼をなんとか説得し、彼と婚約者を別れさせることに成功したのです。

 そして、めでたく彼と付き合うこととなりましたが、実際は幸せになんかなれませんでした。彼はたびたび、他の女友達と連絡をとっている様子だったからです。連絡といっても、近況報告など簡単なものだったり、他の友達も交えての遊びや、他愛もないやりとりで、普通であれば、まったく気にならないようなものだけでした。しかし、私はそんな些細な連絡でも、彼の浮気を疑ってしまいました。なぜなら、私と彼も、そういった些細なやり取りの延長戦で付き合うことになったからです。彼女になってもなったく安心できません。いつ彼を略奪されてしまうかとヒヤヒヤしてばかりで、まったく幸せではありませんでした。
 略奪愛は、略奪しかえされる可能性もあり、結局幸せにはなれないな、と感じました。

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